サステナビリティ

活動ハイライト

特集2 会計待ち時間0で、すぐに帰宅 医療機関で働く人と患者さまの負担軽減に貢献します

会計処理業務の効率化と会計待ち時間の緩和という
医療機関の課題解決に向けた取り組みをご紹介します。

これまでの歩み

1999年、銀行のATM感覚で操作できる診療費支払機<FK-200>を開発。以来、2004年に、クレジットカード払いに対応した診療費カード支払機<PHD-10>を、2010年には、操作性と視認性を飛躍的に向上させた診療費支払機「FHP-10」を開発するなど改良を重ねてきました。そして2018年、会計待ち時間を解消する医療業界向け「料金後払いシステム」を開発しました。

これまでの歩み

 

医療業界向け「料金後払いシステム」を開発

2018年7月、医療機関における会計待ち時間のさらなる短縮と医療費の支払いに関する利便性の向上を目指し、医療業界向け「料金後払いシステム」を開発しました。本システムは、後払いを希望する患者さまが、事前に自身のパソコンやスマートフォンで、診察券番号やクレジットカード情報、メールアドレスなどの登録を行うことにより、後払いが可能となります。利用者は、診療を終えると、会計を待たずに帰宅することができます。

また、既設の「診療費支払機」と医事会計システムのインターフェースを利用することで、これまで医療機関において手作業で処理されていた入金確認や入金消込などの管理作業を自動化することができ、会計処理業務の大幅な効率化を実現。本システムを利用した患者さまの会計処理業務は、混雑解消後や空き時間などに行うことで、ピークタイムの業務負担が軽減され、事務スタッフの生産性向上や人手不足の解消にも貢献します。

システム導入前後の患者さまの流れ

これまでの歩み

 

VOICE

VOICE
順天堂大学医学部付属順天堂医院
事務部 医事課 課長補佐
小川 留美 様 (左)
順天堂大学医学部付属順天堂医院
事務部 医事課 課長補佐
梅澤 千賀子 様 (右)

快適な院内環境の提供に取り組んでいます

当院では、1日約5,000人の外来患者さんの診療を行っています。そのため、会計待ち時間が長くなっており、会計窓口の混雑や待ち時間の緩和が課題となっていました。これまでも、グローリー製の診療費支払機を導入し、混雑緩和に向け取り組んできましたが、外来患者さんの増加に伴いさらなる改善が必要になっていたところ、「料金後払いシステム」の提案を受けました。患者さんにとって、診療後すぐに帰宅できることは最大のメリットになると考え、導入にいたりました。

このシステムの利用者が増えることで院内全体の混雑が緩和され、結果的に現金でお支払いされる患者さんも、以前より早く帰宅できるという効果が期待できると考えています。