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歴史

グローリーの歴史

グローリーの始まりは今からおよそ100年前、現在の兵庫県姫路市で国栄機械製作所が創業を始めた1918年まで遡ります。この頃、日本の一般家庭に電灯が普及し始め、国栄機械製作所は、生産拡大が進む電球の製造装置を修理する工場として事業をスタートさせました。

そして、自社製品開発を目指して技術力の向上に努め、1950年に国産初の硬貨計数機を開発、大蔵省造幣局へ納めた事をきっかけに、通貨処理機事業への取組みを始めました。その後、硬貨自動包装機、千円紙幣両替機、たばこ販売機などの国産第一号製品を開発し、グローリーは日本における通貨処理機のパイオニアとしての地位を確立することができました。

こうした事業を展開しながらグローリーが培ったのは、硬貨や紙幣などを正確に見分ける「認識・識別技術」と、硬貨や紙幣を1枚ずつ正確かつ高速に処理する「メカトロ技術」です。これらの独創的な技術を生かし、グローリーは、北米、ヨーロッパ、アジアの各地域に現地法人を持ち、世界100ヵ国以上で製品を販売するグローバル企業へと成長してまいりました。その歩みを簡単にご紹介します。

会社の足跡

1918 グループの母体である国栄機械製作所(現 グローリー株式会社)を創業。
1944 株式会社国栄機械製作所(現 グローリー株式会社)を設立。
1957 国栄商事株式会社(現 グローリー株式会社)を設立。
1969 グローリーサービス株式会社を設立。
国栄商事株式会社がグローリー商事株式会社(現 グローリー株式会社)に商号変更。
1970 昭和塗装株式会社を子会社化し、グローリー機器株式会社(現 グローリープロダクツ株式会社)に商号変更。
1971 グローリー工業株式会社(現 グローリー株式会社)に商号変更。
1980 第一事務器を子会社化し、北海道グローリー株式会社に商号変更。
1981 株式会社ジーエヌシステム(現 グローリープロダクツ株式会社)を設立。
1982 GLORY (U.S.A.) INC. (現 Glory Global Solutions Inc.)をアメリカに設立。
1983 大阪証券取引所市場第二部に上場。
1984 佐用グローリー株式会社(現 グローリープロダクツ株式会社)を設立。
1988 株式会社エー・ゼット(現 グローリーAZシステム株式会社)を子会社化。
福崎工業有限会社(現 グローリープロダクツ株式会社)を設立。
1989 中央研究所(現 R&Dセンター)を竣工。
株式会社陽光(現 グローリーIST株式会社)を子会社化。
1991 GLORY GmbH(現 Glory Global Solutions (Germany) GmbH)をドイツに設立。
1994 GLORY (PHILIPPINES), INC.をフィリピンに設立。
1995 財団法人(現 公益財団法人) グローリー小学生育成財団を設立。
ジー・エー・エム株式会社(現 グローリーナスカ株式会社)を子会社化。
1996 GLORY MONEY HANDLING MACHINES PTE LTD (現 Glory Global Solutions (Singapore) Pte Ltd.) をシンガポールに設立。
1998 株式会社グローリーテクノ24を設立。
2000 大阪証券取引所市場第一部に指定替え、東京証券取引所市場第一部に上場。
情報処理センター(GCANセンター)を設立。
2001 GLORY Cash Handling Systems (China) Ltd. (現 Glory Global Solutions (Hong Kong) Ltd.)を香港に設立。
2003 光栄電子工業(蘇州)有限公司を中国に設立。
光栄国際貿易(上海)有限公司(現 Glory Global Solutions (Shanghai) Co., Ltd.)を中国に設立。
2004 Reis Eurosystems AG(現 Glory Global Solutions (Germany) GmbH)を子会社化。
2005 ナスカ株式会社(現 グローリーナスカ株式会社)を子会社化。
2006 グローリー商事株式会社を吸収合併し、グローリー株式会社に商号変更。
2008 GLORY France(現 Glory Global Solutions (France) S.A.S.)をフランスに設立。
GLORY IPO Asia Ltd.を中国に設立。
光栄華南貿易(深圳)有限公司を中国に設立。
クリエイションカード株式会社(現 グローリーナスカ株式会社)を子会社化。
加西グローリー株式会社と佐用グローリー株式会社が合併し、
播磨グローリー株式会社(現 グローリープロダクツ株式会社)に商号変更。
ナスカ株式会社がグローリーリンクス株式会社を吸収合併し、
グローリーナスカ株式会社に商号変更。
2010 グローリー機器株式会社が播磨グローリー株式会社及びグローリーテック株式会社を吸収合併し、グローリープロダクツ株式会社に商号変更。
Sitrade Italia S.p.A.を子会社化。
2011 グローリーナスカ株式会社がクリエイションカード株式会社を吸収合併。
GLORY Currency Automation India Pvt. Ltd.をインドに設立。
2012 グローリーサービス株式会社がグローリーF&C株式会社を吸収合併。
Glory Global Solutions Ltd.を英国に設立し、Talaris Topco Limited (現 Glory Global Solutions (Topco) Ltd.)他32社を子会社化。
2014 PT. Glory Global Solutions Indonesiaをインドネシアに設立。
2015 Glory Global Solutions (Australia) Pty. Ltd.がニュージーランドのAdvanced Transaction Systems Ltd.を子会社化し、Glory Global Solutions (New Zealand) Ltd.に商号変更。
2016 Glory Global Solutions (Holdings) Ltd.がロシアのIn-Tech, LLCを子会社化し、Glory Global Solutions RUS, LLCに商号変更。
2018 Glory Global Solutions (International) Ltd.がアイルランドのSemeci Limitedを子会社化し、Glory Global Solutions (Ireland) Ltd.に商号変更。
Sitrade Italia S.p.A.がCTS Solutions S.r.l.を吸収合併。
2019 Glory Global Solutions (International) Ltd.がメキシコのGrupo Sortek, S.A. de C.V.を子会社化。
2020 Glory Global Solutions (International) Ltd.がGlory Global Solutions (Austria) GmbHをオーストリアに設立。
Glory Global Solutions (International) Ltd.がフランスのAcrelec Group S.A.S.を子会社化。
2021 Glory Global Solutions(International)Ltd.がGlory Global Solutions (Poland) Sp. Z.o.o.をポーランドに設立。
Glory global Solutions Inc.がRevolution Retail Systems, LLCを子会社化。
2022 東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。
2023 Glory Software Vietnam Co., Ltd.をベトナムに設立。
英国のUnified Financial Limitedを子会社化。
2024 Glory Global Solutions (International) Ltd. が英国のFlooid Topco Limitedを子会社化。

製品の歩み

1950 国産初の硬貨計数機を開発、大蔵省造幣局に納入。 国産初の硬貨計数機を開発、大蔵省造幣局に納入。
1953 銀行向け硬貨計算機(国産第一号)を開発。 銀行向け硬貨計算機(国産第一号)を開発。
1958 チューインガム販売機(国産第一号)を開発。 チューインガム販売機(国産第一号)を開発。 たばこ自動販売機(国産第一号)を開発。 たばこ自動販売機(国産第一号)を開発。
1962 硬貨自動包装機(国産第一号)を開発。 硬貨自動包装機(国産第一号)を開発。
1965 硬貨選別機(国産第一号)を開発。 硬貨選別機(国産第一号)を開発。 日送りつきコインロッカー(国産第一号)を開発。 日送りつきコインロッカー(国産第一号)を開発。
1966 自動定期預金機(国産第一号)を開発。 自動定期預金機(国産第一号)を開発。
1972 銀行窓口用現金支払機を開発。 銀行窓口用現金支払機(国産第一号)を開発。
1974 紙幣帯封機を開発。 紙幣帯封機(国産第一号)を開発。
1976 多能式紙幣両替機を開発。 多能式紙幣両替機を開発。
1981 紙幣整理機を開発。 紙幣整理機(国産第一号)を開発。
1985 金融機関向け循環式入出金システムを開発。 金融機関向け循環式入出金システム(国産第一号)を開発。
1986 紙製磁気カード「プリペイドカード」システムを開発。 紙製磁気カード「プリペイドカード」システム(国産第一号)を開発。 銀行向けオープン出納システムを開発。 金融機関向けオープン出納システム(国産第一号)を開発。
1987 ホール向け景品管理システムを開発。 パチンコホール向け景品管理システムを開発。
1992 レジつり銭機を開発。 レジつり銭機(国産第一号)を開発。
1998 印鑑照会システムを開発。 印鑑照会システムを開発。
1999 業界初の自書式投票用紙分類機を開発。 業界初の自書式投票用紙分類機を開発。
2001 「非接触ICカード対応」の店舗決済端末機と入金端末機を開発。 非接触ICカード対応の店舗決済端末機と入金端末機を開発。 商品券入金機を開発。 商品券入金機を開発。
2003 高精度の顔照合技術を開発。 高精度の顔照合技術を開発。 海外金融機関向け紙幣入出金機を開発。 海外金融機関向け紙幣入出金機を開発。
2004 ホール向け現金管理機を開発。 パチンコホール向け現金管理機を開発。
2006 非接触ICカード対応の多能式ターミナルロッカーを開発。 非接触ICカード対応の多能式ターミナルロッカーを開発。
2009 自動精査現金バスを開発。 自動精査現金バスを開発。 コンパクトオープン出納システムを開発。 コンパクトオープン出納システムを開発。
2011 会話保護システムを開発。 会話保護システムを開発。 海外流通店舗向け現金管理ソリューションを開発。 海外流通店舗向け現金管理ソリューションを開発。
2014 視覚障がい者向けポータブル紙幣読み取り機 視覚障がい者向けポータブル紙幣読み取り機を開発。 オープン出納システムを開発 オープン出納システムを開発。
2015 紙幣硬貨商品券入金機 紙幣硬貨商品券入金機を開発。
2017 紙幣硬貨商品券入金機 ロボットシステムインテグレーション事業に参入。
2018 税公金ステーションを開発 税公金ステーションを開発。 医療費後払いシステムを開発。 医療費後払いシステムを開発。
2021 データ・マネジメント・プラットフォームサービスを開発。 データ・マネジメント・プラットフォームサービスを開発。 海外市場向けデジタルサービスを開発。 海外市場向けデジタルサービスを開発。
2022 セルフオーダーKIOSKを開発 セルフオーダーKIOSKを開発。
2023 転倒検知システムを開発 転倒検知システムを開発。