新製品
2014年7月28日
グローリー株式会社
視覚障がい者向けポータブル紙幣読み取り機「QN-20」を開発
~ポケットなどに入れて携帯できる小型で簡易な紙幣識別機~
弊社は、視覚障がい者向けに、紙幣の金種を音声などで知らせるポータブル紙幣読み取り機「QN-20」を開発いたしました。「QN-20」は紙幣の角(表裏4方向どの角部分でも可能)を装置のガイドに沿ってあてがいボタンを押すと、装置内のカメラで紙幣の画像を瞬時に読み取り、その金種を音声など※1で知らせます。
現在発行されている紙幣にはざらつき感のある識別マークや印刷面と触感が異なるホログラムシールがありますが、紙幣が流通する過程で、その触感が分かりにくくなったり、また、加齢や病気などで、視力が衰えた方にとっては判別しづらいものです。
そこで、触覚に頼ることなく、誰でも簡単に紙幣の金種が判別できる装置を、独立行政法人 国立印刷局からの要請を受け、開発いたしました。
【主な特長】
- コンパクトサイズでポケットなどに入れて携帯することが可能です。
- 乾電池式で電池残量が低下すると「電池を交換してください」と音声でお知らせします。
- 消費税法の一部を改正する法律の施行に伴う身体障害者用物品の非課税扱いの申請予定です。※2
- 日常生活用具給付制度での給付対象となる製品と考えます。※3
現在発行されている紙幣は、2004年に発行された3券種(一万円、五千円、千円)と2000年に発行された二千円の4種類です。「QN-20」は、この4種類の紙幣を読み取ることができます。また、2011年に記番号が黒色から褐色に変更されたものや、2014年5月に発行されたホログラムシールを改良された五千円紙幣にも既に対応しております。
今後も弊社は、安心確実な社会の発展に貢献すべく、役立つ製品作りを目指してまいります。
なお、視覚障がい者向けポータブル紙幣読み取り機「QN-20」は、取扱店契約を締結いたしました株式会社タイムズコーポレーションから販売する予定です。
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※1金種を音声で読み上げる他、振動の回数で金種を知らせるマナーモードがあります。
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※2「消費税法施行令第十四条の四の規定に基づき厚生労働大臣が指定する身体障害者用物品及びその修理」を定める件に基づく非課税扱いの申請制度です。
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※3市町村が行う地域生活支援事業の内、必須事業の一つとして規定された厚生労働省の政策の一つです。(厚生労働省のウェブサイト参照: http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/yogu/seikatsu.html)
本件に関するお問い合わせ
お客さまからのお問い合わせ先
- グローリー株式会社
- 国内事業本部 金融営業統括部 OEM営業部
TEL (03)5207-3015
- 株式会社タイムズコーポレーション
- 営業・マーケティング部
TEL (0797)74-2206
報道機関からのお問い合わせ先
- グローリー株式会社
- 総務本部 広報部 広報グループ(本社)
TEL (079)294-6317
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。