2026年9月16日
グローリー株式会社
身体揺動に頑健なミリ波レーダーによる非接触心拍計測技術を開発
~立ち姿勢での心拍計測を可能に~
グローリー株式会社(代表取締役社長:原田 明浩、以下 グローリー)は、京都大学大学院工学研究科 阪本卓也教授と共同で、身体揺動(身体の揺れ)に強く、立った姿勢にも対応可能なミリ波レーダーによる非接触心拍計測技術(以下、本技術)を開発しました。
本技術の詳細は、IEEE Sensors Journal, Vol.26, Issue 18に、論文「Multichannel Radar-Based Heartbeat Sensing With Deep Learning in a Monitoring Area」として掲載されました。
図1. 複数カ所の信号統合による心拍計測の概念図
(出典:Ukai et al., IEEE Sensors Journal, 2026)
これまでのミリ波レーダーを用いた非接触心拍計測技術は、身体揺動の影響を受けやすいため、寝た姿勢や座った姿勢が主な対象でした。今回開発した本技術(図1)は、人体の複数カ所から取得した信号をディープラーニングモデルで統合し、一つの心拍波形を生成するものであり、寝た姿勢や座った姿勢はもちろん、身体揺動の大きな立ち姿勢においても高精度な心拍計測を実現しました。
近年、スマートウォッチによる心拍計測が普及していますが、ミリ波レーダーによる非接触心拍計測は、装着の必要がない点が大きな特長です。現在は、主に身体揺動が小さい睡眠時を中心に実用化が進みつつありますが、本技術は、洗面所やトイレなど日常生活のさまざまな場面で心拍を計測し、日々の健康管理や体調変化の早期把握をサポートする技術としての活用が期待されます。また、心拍情報から心理状態(ストレス、興奮、疲労など)の推定にも可能性が拡がり、より高度な健康モニタリングへの発展が見込まれます。
グローリーは、本技術を通じて人々の健康維持や安心な暮らしを支える新たなソリューションの実現を目指し、さらなる研究開発を推進してまいります。
本件に関するお問い合わせ
- グローリー株式会社
経営戦略本部 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
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