CSR

トップメッセージ

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「モノづくり」の技術で新たな価値を創造し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります
創業以来のDNAが息づく独自のコア技術とグループ一貫体制

イギリスのEU離脱問題やアメリカのトランプ政権誕生、頻発するテロなど国際情勢は混沌の様相を呈しております。グローバル経済の見通しも先行き不透明な状況と言わざるを得ませんが、当社は1918年の創業以来、時代の流れに向き合い、社会が求めるモノづくりと技術革新に挑み続けてまいりました。その約一世紀にわたる歩みの中で現在の成長の礎を築いたのが、1950年に大蔵省造幣局(現 財務省)に納入した国産初の硬貨計数機です。その後、硬貨包装機や硬貨選別機、さらには、たばこ販売機や日送り装置付きコインロッカーなど国産初の製品を数多く世に送り出し、通貨処理機のパイオニアとしての地位を確立するきっかけとなりました。 今日に至るまで、通貨に関連する事業領域の中でさまざまなイノベーションを起こし、マーケットを拡大してまいりましたが、その根底にあるのは「絶えず世の中にない新しいもの、人の役に立つものをつくり続ける」という創業以来のDNAです。そのDNAは企業理念に掲げる「求める心とみんなの力」に込められ、脈々と受け継がれております。
当社グループは、「認識・識別技術」と「メカトロ技術」から成る独自のコア技術と、企画から開発、調達、生産、販売、保守に至るまでのグループ一貫体制を大きな強みとしております。これにより、お客さまのニーズをいち早く具現化することが可能となります。また、海外でのM&Aによって販売力・保守力が強化されたことで、グローバル市場でのプレゼンスが一層高まったと考えております。

多様なニーズに応える事業戦略と新たな価値創造への挑戦

当社は、2018年の創業100周年に向け、グループビジョンである「GLORYを世界のトップブランドに!」を実現するための共有目標として、「長期ビジョン2018」を策定しております。長期基本方針として、「『モノづくり』の技術で新たな価値を創造し、夢へ挑戦する」と定め、コア技術を生かした事業領域の拡大に注力してまいりました。その一つが、顔認証技術をはじめとする生体認証分野への取り組みです。2000年に顔認証技術の開発に着手し、通貨処理機の開発で培った認識・識別技術などを生かしながら研鑽を積み、2003年に製品化を実現しました。現在では、照合精度・照合技術で業界トップクラスを誇っております。特集でもご紹介しております通り、病院やホテルなど幅広い分野においてすでに実用化が進んでおり、今後も、社会の安全性と利便性の向上に向け、活用の場が一層広がると期待しております。
一方、近年、日本では労働力不足が喫緊の社会課題となっており、その有効な解決策として期待されているのが、ロボットです。当社は、2017年4月より、これまでのモノづくりで培ってきた生産技術のノウハウを社外の生産現場でも役立てていただくことを目的に、ヒト型ロボットを活用したシステムインテグレーション事業を開始いたしました。ロボットを導入することで、作業者の負担を軽減し、効率的なモノづくりを実現することができます。当社は、生産現場においてロボットを活用した自働化ラインの構築から周辺設備の開発、オペレーションノウハウの開発までトータルでご提供することで、ヒトとロボットの協働環境の創造に貢献してまいります。

企業理念に基づいた経営を実践し持続可能な社会の実現へ
グローリー株式会社 代表取締役社長 尾上 広和

2014年、当社は国連グローバル・コンパクトに署名しました。「人権・労働・環境・腐敗防止」の4分野10原則は、当社グループの企業行動指針と共通の価値観を持っており、その準拠に努めております。グループ全社員に対して、企業理念や経営理念、企業行動指針などを掲載したハンドブック「私たちの指針」を8カ国語分用意し、その共有と浸透を図っております。
また、2015年9月には、国連において「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。SDGsにおいて、企業は、貧困や雇用、環境などの社会課題に取り組む主体の一つと位置付けられております。当社は、グローバルに事業を展開する企業として、法令や国際的な規範に従い、バリューチェーン全体を視野に透明性や倫理性のある活動を徹底し、人権や環境などを経営における重要な課題として意識してまいります。
今後も、企業理念に基づいた経営を実践し、ステークホルダーの皆さまから信頼される企業グループとして、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

2017年6月

代表取締役社長

尾上 広和