小さな部品から品質に目を光らせグローリー製品への信頼を守る。

PROFILE

品質保証

鰺坂綾乃

2019年入社
工学部機械工学科卒業

入社後、品質保証本部遊技・OEM品質保証部に配属。2020年に同部コンポーネント品質保証統括部金融・OEM品質保証部品質保証4グループに異動。製品を構成する部品の信頼性評価や破損時の原因解明に取り組んでいる。

Q1. グローリーへの入社理由は？

会社説明会で出会った設計部門の女性社員に憧れを抱いた。

大学の機械科で力学や材料について勉強していたこともあり、機械メーカーに興味を持っていました。また銀行で働いていた祖父や母親から通貨処理機を製造するグローリーのことはよく聞いていて、身近に感じる存在でした。そこで大学4年生になる春に、本社で開催されていた理系女性限定の説明会に参加。設計部門で働く女性社員の生の声を聞き、女性でも働きやすい職場だと感じたことでグローリーが第一志望になりました。また私は聞きたいことがありすぎて、説明会後もその社員の方を質問攻めにしたのですが、時間を気にせず丁寧に答えていただけたのも嬉しかったですね。最後には「まだまだ聞きたいことがあればいつでもここに連絡してね」と名刺をいただき、「こんな素敵な社会人になりたい！」と憧れました。

Q2. 現在任されている仕事は？

新製品の部品保証と故障部品の解析。
部品から製品の信頼性を保証する業務を担う。

業務内容としては、大きく2つに分けられます。1つ目は新製品評価業務です。新製品で使われる部品に対してさまざまな評価を行い、部品の信頼性確認とでき栄えをチェックします。また設計者が行った机上検証結果のチェックも行い、現物での保証と理論での保証の両面から採用部品の認定を行っています。2つ目は不具合解析業務です。電子顕微鏡による破断面の解析や、物質中の原子情報を得ることができる専門装置などを使用した成分分析で不具合の原因を特定。改善へとつなげるのが私たちの役割です。
それ以外にも、設計部門などから挙がる新材料の採用検討依頼に応えるのも業務です。提案としては、コストメリットのある材料を使いたいとの要望が多く、性能が異なる品種が多数あるため評価が大変ですが、それをやり切った時の達成感はやりがいの一つです。いずれの業務も部品という小さなものが相手ですが、グローリーの製品はその部品から成り立っています、私の業務は、製品の安全安心と会社の利益貢献につながる仕事だと誇りを感じています。

Q3. 入社して改めて感じている
グローリーの魅力

若手からの意見を積極的に取り入れてくれるから、仕事への意欲が湧く。

入社前に感じていた働く人の人柄の良さ、環境の良さは、入社後も変わりませんでした。入社1年目のときは、仕事ができるようになるかという不安もありましたが、先輩たちに質問しにくいような雰囲気は一切なく、とても親切・丁寧に仕事を教えてくださり、不安はすぐに払拭されました。また私の入社前後から品質保証部門には若手が多く配属されるようになり、今や私の後輩にも女性社員が3名いる環境です。
また私はこれまで、ベテラン社員の評価判断技術を可視化するデータベースなど、自発的に業務改善につながる行動を起こしてきました。それができるのも、先輩が後輩の教育に熱心で改善提案をどんどん受け入れてくださるからで、とても働きやすい職場だと感じています。

Q4. 今後の目標は？

部品の材料に対する知見を広げ、「材料の有識者」として頼られたい。

私が所属しているグループでは週1回、ベテラン社員の有識者による勉強会を行い、メンバー全員のレベルアップに取り組んでいます。その方の知見は非常に深く、こんなことまで把握して評価を行っているのかと驚かされるばかり。私も現在の業務内容を通じて材料への知見を広げ、いずれは「材料の有識者」として頼られる存在になりたいです。
また品質保証部門では、他部門と協力して不具合の根本解決に取り組んでいます。品質保証は分かりやすく利益を出すような部門ではありませんが、このような場で学んだ知識や技術を活かした提案を行い部門を超えた協力体制を築くことで、会社の発展に貢献したいと考えています。

SPECIAL QUESTION

グローリーの技術力でつくる未来

現在、グローリーではAIやロボットSI技術の開発に力を入れており、品質保証部でも耐久評価など同じ作業が続く業務をロボットに任せようという動きがあります。このように社会全体で自動化が促進されていくなかで、グローリーの技術は大いに活かされていくはずです。自動化社会における安全、安心、確実、そして新たな信頼をグローリーが実現するために、それらを支える部品の信頼性を高めることに力を尽くしていきたいです。