汎用性の高い
ソフトウェアで、
スピーディーな製品開発に
貢献。

PROFILE

ソフトウェア設計

長谷部日菜乃

2019年入社
情報工学部
人間情報工学科卒業

入社後、システム開発統括部設計3部に配属され、流通市場に向けた通貨処理機のソフトウェア設計に携わる。2021年に現在のデジタルソリューション開発統括部へ異動。アプリケーションソフトの基盤開発に取り組んでいる。

Q1. グローリーへの入社理由は？

憧れの企業が、想像以上の先端技術
を開発していることに驚いた。

私はグローリー本社からとても近い場所で生まれ育ちました。そのため地域の子どもに向けた科学体験教室などをグローリーが開催していたのも知っていて、幼い頃から漠然と憧れを抱いていました。またアルバイト先の飲食チェーンやよく利用するラーメン屋で、グローリーのつり銭機や券売機をよく目にしていたことも就職先として意識するきっかけに。大学で情報システムを学んでいたので「この機械はどういうプログラムで動いているんだろう」といつも想像していたんですよ。さらに会社説明会でグローリーが、顔認証技術や、選挙の投票用紙を一瞬で識別する製品など、想像以上に幅広い技術や製品を開発していることを知り感動。それが決め手になりました。

Q2. 現在任されている仕事は？

製品開発の効率を高める、
汎用性の高いソフトウェア開発に挑戦。

私が所属するIoTアプリケーション開発部・基盤開発グループのミッションは、グローリーのソフトを刷新して、製品開発のスピードを上げることです。例えば、製品ごとに独自に書かれていたプログラムをフォーマット化したり、ソフトウェアの一部を転用しやすい構造にバージョンアップしたり、新しい技術を採用することで、新製品に導入しやすく5年・10年と長く使えるソフトの開発をめざしています。なかでも私たちのグループが担当しているのが、画面をタッチするだけで注文から会計まで行える次世代型セルフオーダーKIOSK端末（無人決済端末）の基盤開発です。基盤の中にあるソフトウェアを三層に分けることで、別の製品への転用や、アプリケーションの載せ替えが容易となったのが画期的で、開発早々に大手飲食チェーン店に導入され、グローリーの成長事業のひとつとして期待されています。現在流通しているのはクレジットや電子マネーなどの非現金決済のみの機種なのですが、私たちのグループではさらに現金での支払いに対応したバージョンの開発にも成功しました。

Q3. 入社して改めて感じている
グローリーの魅力

新しい技術の開発分野で、若手が活躍できる環境がある。

デジタルソリューション開発統括部は、新しいアイデアでの製品開発を目的に、2021年に立ち上げられた新しい部署です。若手を中心に50名ほどの社員が所属しているのですが、難しそうな内容の業務でも上司が「成長のために」と任せてくれますし、周りの先輩方のフォローを受けながら仕事を進められるので、自分が着実に成長できているのを感じることができます。フロアも自由に席が選べるフリーアドレス制で、ミーティングスペースも豊富なため、社員同士の意見交換が活発。「特許検討会」という新しい技術のアイデアを出し合う会も定期的に開催されていて、みんなの柔軟な発想に刺激を受けています。また部署では有給休暇取得やフレックス退社がしやすいため、自分の生活リズムにあった働き方をしている社員が多いです。

Q4. 今後の目標は？

グローリーが網羅する幅広い分野の
製品開発に精通していきたい。

今はまだ、次世代型セルフオーダーKIOSK端末向けに開発したソフトウェア基盤しか実績がありませんが、この基盤は別の製品への転用がしやすいよう開発したものです。5年、10年とグローリーのさまざまな製品開発にこの基盤を活用していただき、「開発効率が上がった」と多くの方に感じてもらうことが目標です。またグループメンバーと共に、更なるソフトウェア刷新にも携わっていきたいと思っています。
グローリーはさまざまな市場の製品を開発していますが、私はこれまで流通や飲食市場の製品開発にしか携わっていませんので、他の市場の製品開発にも挑戦することで幅広い知識を身に付け、より良いアイデアを提案できる人材になりたいです。

SPECIAL QUESTION

グローリーの技術力でつくる未来

グローリーは顔認証の技術を保有しています。この技術を活用すれば、カメラからの取得画像で、性別・年齢・視線の情報や、商品の購買情報を推論することができます。実は私が開発に携わっている飲食店の無人決済端末にも、カメラの導入が検討されています。実現すれば、店舗のマーケティングにさらに役立つ情報を得ることができると思います。