POSレジに自動つり銭機を連携するメリットとは?
導入効果と選び方
COLUMN

2025.04.28
POSレジに自動つり銭機を連携するメリットとは?導入効果と選び方
お役立ち情報

小売店・飲食店などの店舗運営において、正確な現金管理と効率的な会計業務はとても重要です。しかし、人手不足によりレジ締めやつり銭準備といった日々の業務に多くの時間をとられてしまう店舗が増えています。特に繁忙期には、スタッフの業務負担が増えヒューマンエラーが出やすくなります。

このような課題を解決する手段として注目されているのが、POSレジと自動つり銭機の活用です。会計時の現金受け渡しの間違いを無くすとともに、集計作業時間の大幅な削減など店舗運営の効率化・厳正化が期待できます。

ここでは、POSレジと自動つり銭機を連携するメリットと、予算・店舗規模に応じた機種選定のポイントをご紹介します。

自動つり銭機の種類

自動つり銭機とは、会計時の現金の入出金処理を自動化する機械です。投入した金額を自動で計数し、つり銭を自動で払い出します。スタッフの会計業務の負担を大幅に軽減し、現金の受け渡し間違いもありません。

自動つり銭機の運用方法は下記の3つがあります。

運用方法 特長
有人対応レジ スタッフが商品登録と現金の投入を行う運用。
投入金額と払い出し金額の計数は自動つり銭機が行うので間違いが発生しません。
セミセルフレジ スタッフが商品登録を行い、精算対応はお客様が対応する運用。
現金の受け渡しが発生しないのでスタッフは現金取り扱いのストレスから解放されます。
フルセルフレジ 商品登録から会計までお客様が自ら操作して対応する運用。
レジ業務の大幅な軽減で、少人数での店舗運営を実現することができます。

POSレジに自動つり銭機を連携するメリット

POSレジに自動つり銭機を連携するメリット

店舗運営において会計業務の効率化は重要な課題です。POSレジと自動つり銭機の活用はこの課題を解決する手段として注目されています。

レジ待ち時間を削減

POSレジと自動つり銭機を連携し会計処理を行うことで精算のスピードが速くなり、レジ待ちの列が緩和されます。業務効率化と顧客満足度の向上が期待できます。

レジ締めや集計作業の業務負担が軽減

POSレジと自動つり銭機を連携させることで、現金の残高確認や売り上げデータの照合が自動化され、レジ締めや集計作業の負担が大幅に削減されます。締め作業が効率化・厳正化することでスタッフの残業時間削減にもつながります。

さらに、翌日のつり銭準備金のセットも自動化されるので開店準備作業も軽減されます。随時、現金残高のチェックも可能で店長やマネージャーの管理業務の効率化にも貢献します。

つり銭の受け渡し間違いを防止

自動つり銭機により、正確な現金の受け渡しが可能になり、集計時の現金過不足などのトラブルがありません。

正確な現金管理は店舗の信頼性向上にもつながり、安心して働ける環境として人材の確保にもメリットがあります。万一の金額の不一致が発生した場合も、稼働履歴の記録により早急に原因を特定することができます。

感染症リスクを軽減

自動つり銭機の導入により、スタッフとお客様の直接的な現金の受け渡しが不要となり、感染症対策が強化されます。紙幣や硬貨を介した接触機会が減少するのでより衛生的な店舗環境を構築することができます。

新型コロナウイルス流行以降、非接触型の決済システムの要望や問い合わせがとても多くなりました。特に、食品を扱う店舗や医療施設に併設された店舗では、衛生管理の観点から導入を検討する事例が増えています。

自動つり銭機の導入の注意点

自動つり銭機を導入し、より高い効果を発揮するためには、事前に以下のポイントを検討する必要があります。

設置スペース

自動つり銭機の設置にはスペースの確保と配置計画が必要です。店舗内の作業動線を分析しスタッフの業務効率とお客様の利便性を両立させる最適な設置場所を検討します。

特にレジカウンター周辺は、スタッフの作業動線とお客様の通路が交差する場所のため混雑時でもスムーズな対応ができるようにしなければなりません。出入り口付近など、スペースに制約のある場所は、コンパクトタイプの機種選択も検討しましょう。また、将来的なレイアウト変更の可能性も考慮する必要があります。

初期投資と導入効果の両面から検討する

自動つり銭機の導入では、初期投資と長期的な経営メリットの両面からの分析が重要です。従来のキャッシュドロアと比較して導入コストは増加しますが、人件費削減や業務効率化による長期的な収益改善が期待できます。投資回収期間を含めた導入計画の検討が必要です。

失敗しない自動つり銭機の選び方

失敗しない自動つり銭機の選び方

自動つり銭機の導入を検討する際は、店舗のニーズに合った機種選びが重要です。市場には多種多様な機種が存在しており、価格・機能・設置スペースなどを考慮しながら最適なものを選ぶ必要があります。店舗に最適な自動つり銭機を選ぶために確認すべきポイントをご紹介します。

新紙幣への対応

まずは新紙幣に対応できる自動つり銭機を選びましょう。新紙幣に対応できない製品を選んでしまうと、導入後に改造費用が発生します。新紙幣対応の有無は各つり銭機メーカーのホームページで確認することができます。

保守サービスの対応

保守サービスの充実度は自動つり銭機選びの決め手となります。機器のトラブルは店舗の営業に直接影響するので迅速な保守対応が必要です。

定期メンテナンスの内容や頻度、緊急時の対応体制、無償・有償サービスの区分、保証期間、代替機の有無、消耗品の供給対応、休日夜間のサポート体制など、具体的なサービス内容を事前に把握しましょう。

店舗の売上規模とのマッチング

自動つり銭機は店舗の売上規模に合わせて選びましょう。導入時の本体価格に加え、定期的な保守費用や消耗品の交換費用なども含めた運用コストを試算することが大切です。

メーカーや機種によって価格帯は大きく異なるため、店舗の売上規模や投資余力を正確に把握し、投資回収期間を考慮して、それにマッチする自動つり銭機を選びましょう。

国内シェアNo.1の自動つり銭機を搭載した「REGIX(レジックス)」がおすすめ

「REGIX」は、POSレジと自動つり銭機を月々定額で利用できるサブスクリプションサービスです。

自動つり銭機で国内外シェアNo.1を誇るグローリーの「REGIX」は、スピーディーでミスのない会計処理を実現し店舗運営の効率化に貢献します。

POSレジと自動つり銭機の連携で会計業務が効率的に

POSレジと自動つり銭機を連携することで会計業務を効率化します。開店前のつり銭準備金セットから営業中の現金授受、閉店後の締め作業までの一連の作業を自動で処理します。

従来のレジでは時間と労力を要した閉店後の締め作業を瞬時に完了できるので、スタッフの業務負担を大幅に軽減します。

限られたスペースでも導入可能

「REGIX」の自動つり銭機は、レジカウンターなどの限られたスペースにも設置することができるコンパクト設計。

カウンターの改造工事をせずに卓上に設置することも可能です。さまざまな店舗レイアウトに柔軟に適応できるため、小規模店舗でも高度な現金管理システムの導入を実現できます。

充実した保守サービス

「REGIX」は導入後の保守サービスも充実しています。年間364日、東西2拠点に設置された自社コールセンターで専門スタッフが突発的なトラブルにも迅速に対応します。

全国約100拠点に配置された熟練のテクニカルスタッフが出張修理を行い最短での復旧を実現します。年1回の無償定期点検サービスもあり、予防保守の観点からも製品の安定稼働をサポートします。

不正防止機能で現金管理も安心

「REGIX」の自動つり銭機によってスタッフが現金に直接触れる機会が大幅に減り、不正リスクを防止します。

また、現金収納庫へのアクセス履歴の記録、操作権限の設定などにより厳正な現金管理を実現します。

まとめ

POSレジと自動つり銭機の連携は、レジの会計業務を大幅に効率化します。現金の受け渡しが自動化され、経験の浅いスタッフでも正確な会計処理が可能となりレジ待ち時間も短縮できます。また、売上金集計の自動化により、閉店後の集計作業の負担が軽減されます。感染防止対策やセキュリティーの向上など、安全面での効果も期待できます。

「REGIX」は、初期費用ゼロで導入できるセミセルフレジのサブスクリプションサービスです。月額定額で保守サービスを含むすべての機能をご利用いただけます。「REGIX」についてのご相談・お問い合わせは下記のフォームよりご連絡ください。
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