タブレットPOSと自動つり銭機の連携事例
スマレジが描く「お店のOS」戦略

株式会社スマレジ
  • 業種パートナー
  • 導入機器N300シリーズ/380シリーズ
  • 導入台数約6,800台 ※2026年3月時点
  • 運用有人対応/セミセルフ/フルセルフ
課題
目的
  • 人手不足や人件費の高騰により、省人化・セルフ化が急務
  • 会計における現金過不足の発生や不正リスクの低減
  • レジ締め作業や現金管理にかかる業務負担の削減
  • 導入後の保守・運営に対する不安
導入
効果
  • 会計ミス・現金過不足が大幅に減少
  • レジ締め作業の時間短縮・省力化
  • 現金の入出金がPOS上で可視化され、管理精度が向上
  • セルフ運用により省人化が推進
  • スタッフ・経営者双方の「安心感」が向上
  • ハードとソフトの保守役割分担により安定運用を実現
導入製品:N300シリーズ/380シリーズ

導入製品:N300シリーズ/380シリーズ

スマレジは「POSレジ」から「お店のOS」へ

株式会社スマレジ様は2001年に大阪でウェブサイト制作会社として創業し、2011年9月にタブレットPOS「スマレジ」をリリースしました。

タブレットが普及し始めた2011年からPOSレジの提供を開始し、年々導入店舗数を増加させ、2026年4月現在は国内で約56,000店舗にご利用されています。

長期ビジョン(VISION 2031)では、タブレットPOS事業を基盤にした「顧客基盤の拡大」と「決済・フィンテック事業の強化」・「AI戦略」・「成長を加速させる資本配分戦略」を4つの成長エンジンに掲げ、POSレジを起点に飲食・小売の店舗業務に必要な機能を全て網羅したお店の基幹システムになることで、「POSレジ」から「お店のOS」を目指されています。
スマレジの市場導入タイミングでは、タブレットPOS業界では自動つり銭機との連携実績がなかったものの、グローリーの自動つり銭機と連携開発を行った経緯や、連携後に感じているメリットやお客様からの声、また、開発中から導入後のグローリーの対応について、営業部・執行役員の杉本様と主任の小松様にお話を伺いました。


 

多店舗展開と人手不足がもたらす店舗運営の課題

スマレジはタブレットPOSを中核事業として、売上・在庫・決済・人材管理など店舗運営に関わるあらゆるデータの統合を目指しています。近年では小売・飲食・アパレル・美容など業界を問わず幅広いお客様にご利用いただいております。我々のターゲットも個店から2~99店舗の中規模業態、さらに100~300店舗の大規模店舗への導入が進む中で、お客様は従来のレジ運用では対応しきれない課題が顕在化していました。
特に、人手不足や運用の複雑化により、お客様の店舗では業務効率化と平準化が急務となっています。


 

運用負荷の増大に対してソフトとハード両面からサポート

株式会社スマレジ 執行役員 杉本様

お客様の運用管理の負荷が増大していく中で、売上管理や在庫管理、会計処理などの業務はより複雑化しています。さらに社会課題にもなっている慢性的な人手不足に加え、人件費の上昇が店舗運営を圧迫しています。
そんなお客様に対して我々スマレジは、タブレットPOSだけではなく、複数の実店舗・ECサイトの在庫をリアルタイムで一元管理できる在庫管理のサービスや、豊富なキャッシュレス決済、飲食店向けのオーダーエントリーシステムなど、多彩なソフトウェアサービスを提供しています。
また、現金管理の厳正化や会計の省人化・効率化を目的としたセミセルフ・フルセルフ運用を行うための自動つり銭機などの周辺機器の提供も行っています。


 

タブレットPOSと自動つり銭機のシームレスな連携

接続開発に向けたグローリーのサポート

タブレットPOSをリリースした2011年は個店をターゲットにしており、パッケージサービスになっているスマレジのサービスは、お客様から一定の評価をいただいていました。そのような状況下に、グローリーからアプローチをいただき、スマレジと自動つり銭機をつなげるご提案をいただきました。当時は自動つり銭機と連動したPOSレジは大手コンビニエンスストアやスーパーマーケットにしか導入されておらず、また大型のレジスターばかりでしたが、POSレジと自動つり銭機を接続できれば多店舗運営を行っている企業もターゲットにできると考え、さらに、この頃からお客様の店舗運営の負荷増大や人手不足が顕在化してきたこともあり、グローリーと開発を進めることにしました。

スマレジはもともとシステム開発会社であり、開発メンバーもいたので、開発自体はそんなに大きな障害にならないだろうと思っていました。ただ、他社品のハードとの接続開発に際しては未知数な部分もあり不安もありましたが、グローリー営業担当者や開発部門からの協力もあり無事に開発を行うことができました。

 
◆開発サポート内容とグローリーの対応
 

開発に際してグローリーからは自動つり銭機専用仕様書(インターフェース仕様書)を提供いただきました。
また、仕様書の提供に留まらず、スマレジからの問い合わせに対しても迅速に対応いただけたことで、連携の立ち上げ自体はスムーズに進めることができました。

グローリーの開発・協業サポートについてはパートナー様向けページをご参照ください。

 

「店舗運営の最適化と安心感の向上」をお客様が感じる導入効果

自動つり銭機連携のPOSレジで心理的負担が軽減

株式会社スマレジ 主任 小松様

自動つり銭機と連携されたPOSレジを利用しているスマレジのお客様の店舗では、様々な業務改善が図られており、業務効率化に加えて、従業員および経営層双方の心理的負担の軽減に寄与しています。

 
◆会計ミス削減とレジ締め作業の省力化
 

お客様は人手不足や人件費が高騰する中で、適正人数での店舗運営と会計ミスの削減を今まで以上に求めています。ドロワーや金庫で管理していた現金管理を自動つり銭機に代替することで現金管理が厳正化され、会計ミスが発生しなくなりました。また、1日の売上金の締め作業も手集計から機械集計に代わるので、大幅に作業が省力化されています。

 
◆セルフレジ運用による会計業務省人化
 

自動つり銭機と接続したことにより、従来の有人対応運用からセミセルフ対応が可能になり、少人数での店舗運営が可能になりました。さらに、会計の待ちの時間短縮など、顧客体験の向上にも寄与しています。

 

特に反響が高いクリニックと寺社仏閣

フィールドセールスを担当されている小松様は、特に自動つり銭機連携したPOSレジで、お客様の反応が良いと感じる業界が2つあるそうです。その2つの業界には「店舗の所有者が別の業務にあたり、会計業務についてはスタッフが担当する」という点であり、現金の厳正管理が求められているという共通点があります。

 
◆見た目の清潔感や洗練された筐体が評価されるクリニック
 

クリニックはドクターの方がオーナーであり、普段は診療にあたっています。会計業務は窓口スタッフの方が行うので、現金の厳正管理だけでなくスタッフの方の心理的負担の軽減や業務効率化による労働時間の削減が求められる業界になります。

また、それだけではなく、開業と同時にPOSレジを導入されるオーナーが多いので、内装の一部としてレジ筐体にも非常にこだわって選ばれています。多くのオーナーからはグローリー製のつり銭機について機能面だけではなく「見た目の清潔感があり筐体も洗練されている」と高い評価をいただいています。

 
◆業務の属人化を解消したい寺社仏閣
 

多くの方がいらっしゃる寺社仏閣では、拝観料だけでなく御守りや絵馬などをお渡しする授与所などで現金の取り扱いが発生します。春の桜や秋の紅葉など参拝者が多い時期には窓口の人員を増やす必要があり、アルバイトスタッフが会計業務を担当することがあります。

繁忙期のため、アルバイトスタッフの教育時間を取ることも難しく、現金に関わる業務は特定の職員に属人化します。しかし、グローリーのつり銭機は直感的に操作しやすいだけでなく、エラー解除方法を画面で案内してくれるなど、操作に不慣れなスタッフでも操作ができると評価をいただいています。

 

グローリーの保守サポート体制による安心感

ハードとソフトの保守役割分担により安定運用

スマレジでは導入後のお客様の問い合わせを、社内のカスタマーサポートで対応しています。カスタマーサポートがお客様からの問い合わせに対して、電話口で対応し、素早い解決を目指しています。しかし、我々はソフトウェアの会社なので、ハードウェアの保守対応については専門性がなく、お客様の店舗での現地保守が必要になる場合は、グローリーに協力をいただいています。ハードとソフトの保守役割分担により、お客様に専門性をもった迅速な保守サポートを提供できています。

※保守サポートについては別途ご契約が必要となります。契約内容や条件についてはスマレジ様のWebサイトをご確認ください。

新紙幣発行に伴うアップデート作業

2024年7月の新紙幣発行の際には、全国で自動つり銭機連携POSレジを導入いただいているお客様に対してプログラムのアップデート作業を行う必要がありました。その際に、グローリーには保守部門の方が直接お客様店舗に行ってアップデート作業を実施する体制を組んでいただき、無事に完遂していただきました。
また、日々の問い合わせや、現場での対応や定期メンテナンスについてもスピーディーにご対応をいただいており、このような対応面も含め、グローリーは大変心強いビジネスパートナーであると感じています。
 

今後の展望|セルフ時代に向けた連携強化

 
◆OPEN DATA,OPEN SCIENCE!
 

スマレジは社名に「レジ」がついているので、どうしてもレジ屋さんと見られてしまいがちですが、我々は店舗運営に欠かせないようなインフラを担っていきたいと考えています。
経営理念では「OPEN DATA,OPEN SCIENCE!」を掲げ、単にレジを提供するだけではなく、お店のPOSデータを軸に、導入企業様向けのDX化や、データ経営を支援するのがミッションになっています。そのため、現場にいる営業がお客様からのご要望をお預かりし、開発メンバーが日々検討を重ね、ソフト面のバージョンアップを図っているため、ご利用いただくお客様の利便性向上につながっていると思います。
こうした機能面の拡張やカスタマーサポートといった取り組みがお客様にご好評をいただいており、契約台数の増加や、0.47%という低解約率につながっていると考えています。

 
◆セルフレジ対応のさらなる強化
 

2026年4月時点では、自動つり銭機が連動したPOSレジの採用はまだ全体の20%程度ではありますが、大手コンビニエンスストアなどでセミセルフレジを日常的に触れる機会も増えてきたためか、セルフレジに対するニーズも高くなっていますし、今後も伸びていくと感じています。そのためにもPOSレジと自動つり銭機のシームレスな連携が今後も非常に重要になっており、グローリーには今後も安定したサポートを期待しています。

 
◆「お店のOS」化に向けたパートナー
 

スマレジでは中期経営計画である「VISION 2031」において、POSレジ事業を軸に、キャッシュレス決済や勤怠管理、ECと連携した在庫管理などの、お店の現場に必要なソリューションを提供し、データを一元管理する「お店のOS」になることを目指しています。グローリーには、つり銭機のサプライヤーとしてだけではなく、今後は「お店のOS」化に向けたパートナーとして、一緒に歩んでいただければと思っています。

 
  導入ユーザー様情報
ユーザー名 株式会社スマレジ
事業内容 ウェブサービスの企画・設計・デザイン・開発・提供
スマレジ事業
データ収集・分析事業
通信販売事業
サービスサイト https://smaregi.jp/
コーポレートサイト https://corp.smaregi.jp/

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