1960年熱海市にカメラの現像焼付を事業とする日本ジャンボー株式会社が設立され、 1997年に温泉事業の開始に伴い万葉?楽部株式会社を設立。 以降、万葉の湯を中心に、温泉を身近に味わっていただけるように温泉を運ぶという斬新な手法で創造性ゆたかな施設を全国に展開しています。 2006年にグループ最大規模の「横浜みなとみらい館」をオープンしBUYZOをご採用いただきました。導入の背景や運用方法について総務グループの殖栗様にお話を伺いました。
元来、温泉は温泉地に足を運ぶ必要がありましたが「もっと身近に温泉を利用していただく」というコンセプトで事業が始まりました。
横浜みなとみらい館は、当社としていちから立ち上げた最大規模の店舗となります。
当館は夜景を見ながらご利用いただける足湯から、お食事処やリラクゼーションに至るまで、訪れていただいた来館者様に日常を忘れてお寛ぎいただける都会のオアシスをコンセプトとしております。そのために、館内の美化はもちろん、
「どうしたら来館者様に喜んでいただけるか」を常に意識しております。
現在グループ全体で100万名を超える来館者様が会員になっていただいております。
会員様情報より居住エリアや年齢・性別など、どのような方にご来館いただいているかについては現在もデータとして把握しておりますが、館内の回遊状況や滞在時間などを正確に把握することはできていませんでした。
こういったデータを収集・可視化することができれば館内の動線設計の見直しが図れ、
「より来館者様に喜んでいただけるサービスがご提供できる」と考えておりました。
そんな中、つり銭機でお付き合いのあるグローリー様よりBUYZOのご提案をいただきました。
まずは来館者様の回遊状況や滞在時間を収集・可視化することを目的としてBUYZOの導入を決めました。
BUYZOより収集した情報を確認したところ、今までの経験則で感じていたものと異なる結果がでました。
肌感覚ではもっと長く滞在していただいていると思っていた場所が、データを見ると我々の想定よりも滞在時間が短い事が分かりました。
このエリアの活用について個別にヒアリング調査を行い改善施策に結びつけています。
回遊データから、来館者様の動きが予測できるようになったので、サービスの計画化もできるようになると考えています。
例えばお食事処のご案内を、現在は来館者様の動きを見てから館内放送でアナウンスしております。
それを、データから曜日や時間帯毎の来店者数や客層を予測することで、事前に席数の調整やメニューの提案などができます。より多くの来館者様に万葉?楽部の目指す「上質の温・食・憩」をご体感いただけるようにしたいと考えています。
BUYZOの機能の一つである「位置情報を活用した集客施策の最適化」を検討したいと思っています。
現在、集客施策は会員様へのダイレクトメールの送付、新規顧客獲得施策の1つとしてはポスティングを行っております。
ポスティングにおいてはチラシ毎に割り振られたクーポン番号を目検でチェックし集計することで効果検証をしておりますが、確認に時間と手間がかかっており、細かく配布エリアごとの効果検証までは手が回っていないのが実情です。
BUYZOを活用することでエリアやターゲット属性を絞ったWeb広告配信ができるので、その広告を見て来館された方が何名いるかなど、効果分析が行えると聞いています。ポスティングと併用しながら効果検証をエリア毎に行うことで、広告予算の最適化を図っていきたいと考えています。
また、BUYZOは来館された方の推定勤務先のデータもとれています。例えばその勤務先エリアでの交通広告など、BUYZOによって可視化されたデータを他の集客施策にも活用していきたいと考えております。
BUYZO導入時の設置対応はもちろん、設置後の調整なども手厚くフォローしていただき、安心して運用することができています。
つり銭機でお世話になっていますが、グローリーさんは幅広く事業を展開されているので今後も色々な場面で助けていただけると思っています。
