『お客様の日々の「活力」にしていただきたい。』1979年に神戸市三宮で創業した株式会社吉兵衛様。三宮の地下専門店街に行列ができるお店として親しまれた味と思いを創業者の父から継承し、2010年に法人化。関西エリアを中心に10店舗と全国にオンラインデリバーサービス店を8店舗展開し、かつ丼を通じて多くの方のお客様に活力を提供している株式会社吉兵衛の上林 守社長にBUYZOをご導入いただいた背景をお話しいただきました。
創業当時はカウンター6席の小さなお店でスタートし、
「かつ丼をおなかいっぱい食べてもらって元気になってもらいたい」
そんな創業者の父の思いもあり30年ほど三宮でかつ丼を提供させていただいておりました。
2010年4月からは吉兵衛の味だけでなく、その理念も継承しかつ丼専門店として法人化。かつ丼はお昼に来て食べていただくことが多いですが、少し疲れているお客様が食べて帰るころには元気に『ごちそうさま！』と言って午後の仕事に向かっていく姿を見て、我々の存在意義を感じております。
そんな思いを「かつ丼で活力を」という合言葉に据え、多くのお客様にかつ丼を提供し、活力を届けたいと考えています。
新型コロナウイルスの影響で、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令した際には街中から人が減っていることを感覚的にですが感じていました。先行きが不透明な情勢ではありましたが、そんな中だからこそ、吉兵衛としてお客様に地域社会にどのように活力を与えることができるかを模索していました。
そんな中でTVや新聞でコロナ前と比較した人流のヒートマップや、人の動きを表したデータ等を見る機会がありました。
このヒートマップを見るまでは人の動きをデータで見ることを考えたこともなく、私個人の感覚で「街中で歩いている人の数が減った」と感じていましたが、「どの位の割合で減ったか」や「時間別の人流」として数字で表されることで、感覚的に捉えていたものが確かなものになりました。
また、これらのデータは個人を特定するものではなく全体的な傾向を把握していることも興味深く感じました。
吉兵衛は多くのリピーターのお客様に支えられていると感じていましたが、「新規客とリピーターの割合や、リピーターの方が何回目の来店か」などは店舗運営者の個人的な経験や感覚に基づくもので、正確に把握できていないことに気づき、データを活用したマーケティングにチャレンジしようと考えるようになりました。
まずはBUYZOを導入することで来店者属性を可視化して
来店いただいているお客様の「新規客／リピーター客の割合」を把握してからプロモーションプランを検討することにしました。
BUYZOを導入してから6ヶ月間、来店者のデータを分析したところ、
リピーターのお客様も多くいらっしゃいましたが、コロナ禍で自宅で過ごされていた方もいたため、想像より多くの新規客にご来店いただいてたことが分かりました。
BUYZOを利用することで可視化された情報を基に、
「リピーターのお客様へのお得な情報・サービスの配信、また新規のお客様には喜んでご来店いただけるサービスの検討」が具体的に行えるようになりました。
BUYZOを活用して折込チラシの配布エリアを検討したり、新規出店エリアの商圏分析を行ったりしています。今まで吉兵衛をご利用いただいていなかったお客様や、新しいエリアのお客様に対してアプローチをすることで吉兵衛を知っていただき、食べていただくことで、多くのお客様の活力になっていきたいと私たちは考えています。
もともとグローリーの券売機を導入しており、お付き合いはありました。
券売機としては、お金を取扱う製品として不具合が少なく信頼性の高い製品であると感じていました。
また、営業の方も吉兵衛のオペレーションに基づき会計業務について提案や有意義な情報を提供してくれており、その一環としてBUYZOの提案をいただきました。
グローリーはキャッシュ／ノンキャッシュ問わず、お金や会計業務に関わるソリューションを多く持っている会社であり、そんな会社がはじめたデータビジネスについて不安なくお話を伺えましたし、吉兵衛をご存じなグローリーだからこその地に足がついた提案をいただけたと思っています。
