株式会社フジ 様

[導入製品:紙幣硬貨入出金機 DSR-200]
「安全な現金管理」「事務所業務の削減」「資金の削減」店舗事務所の業務改革に確かな効果
株式会社フジ様

今回取材店舗:フジ宇和店

地域、お客さま、くらしに密着した「中四国くらし密着ドミナント」の構築を経営ビジョンに地域各地に複合店舗を展開されている株式会社フジ様。2013 年春には、店舗事務所業務の一層の削減を目的に大洲・長門・宇和の3店舗にDSR-200 を導入。
その中心となられた事務センター課のご担当者と、実際にご活用いただいている宇和店店長と業務主任にお話を伺いました。

※掲載されている情報は、掲載日現在のものです。その後、予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

従来の業務スタイルと課題。DSR-200導入後。

店舗事務所業務の更なる削減に向けて

営業業務部 事務センター課 課長 坂本聡様
営業業務部 事務センター課 課長 坂本聡様

事務所業務の削減を目的に、事務センターへの業務集中を進めていくうえで、残っていた課題は何か。坂本課長は、店舗資金の管理業務だったといいます。
「レジごとに回収した売上金は、現金輸送バッグに入れ、警備輸送会社に渡していました。そして事務センターにて回収していました」
このようなフローは、事務所での整理、立ち会いが必要で、また資金面での効率低下を招いていました。そこで、両替機の更新時期を機に、グローリーから提案のあった紙幣硬貨入出金機DSR-200の導入を検討されました。

3つの目的とその達成

1. 安全な現金管理

事務所内に設置されたDSR-200

「店舗資金の管理、売上金の回収を入出金機で行うことで、安全で正確な現金管理ができる」ことを狙いとし、その効果は得られたといいます。ポイントは人手を介さない現金フロー。機械計数による正確でスピーディーな入出金と、現金の機内収納・ 保管がここでお役に立っています。

2. 事務所業務の削減

「資金管理及び両替金依頼業務の削減、朝のつり銭配金時や閉店後の売上金回収時の事務所立ち会い作業が不要になるなど、様々な削減が可能になりました」
およそ1時間の作業量削減が達成できているとのこと。各レジ、各テナント様の売上金の回収作業についても、準備から回収終了までの作業が大きく簡略化したそうです。

3. 店舗資金の削減

「売上金回収時、レジの残置つり銭以外は全回収されていた1000 円、500円が、入出金機導入後は、翌日資金として再利用することができるようになり、事務センターからの資金の輸送が大幅に削減されました」
事務センターから店舗への輸送の都合上、これまでは4日間分のつり銭資金が必要だったのが、入出金機の導入により、1日分で済むようになったといいます。また店舗運営のトータル資金は50%近くの削減効果が得られているとのこと。事務センターの業務削減にもつながったといいます。

管理のしやすい包装硬貨出金

入出金機導入にあたっては他社からも提案がありました。では、DSR-200を選択するに至った更なる決め手は何か。坂本課長が挙げられたのは、包装硬貨出金への対応です。
「当社では、レジでのつり銭の準備は、事務センターからのつり銭配金も含めて、包装硬貨で行っています。入出金機導入後もこのスタイルは変えたくなかった。包装硬貨出金への対応はグローリーだけ。当然ながらDSR-200が最適という結論に達しました」
入出金機の導入に伴い、つり銭準備金をバラ硬貨に換えることは、レジでの管理が煩雑になり、チェッカーに負担をかけます。またレジ締め時のミスにもつながります。
「包装硬貨対応でないとレジのデメリットが大きい。事務所が楽になっても、レジにとって 負担になるようでは店舗としては問題です。また今後導入店舗数を増やしていくうえでも大きなネックになり、それは避けたかった。そこで、レジの現状を大きく変えないことを前提とした機器選択を行ったわけです」

分かりやすいガイダンス表示を評価

操作性、使い勝手の良さも大きなポイントでした。
「DSR-200 は、画面が大きく、万一のエラー発生時もアニメーションで分かりやすく指示してくれ、簡単に対応できます。また初めて使う人にも分かりやすく、使いやすい操作となっています」
「操作中に入金量がフルになった場合でも、ガイダンスに従って対処できるので、その都度、マネージャーを呼ばなくて済みます」
他にも、「カタログでは分からなかった細かい工夫、使いやすい機能などもあり、ユーザーの声は反映されていると感じています」とお褒めいただきました。

グローリーのサポートに満足

DSR-200 の本稼働に向けたグローリーのサポートについてはいかがだったのでしょうか。
「当社のオペレーションに組み込んだ時にどのように使えるか、全くの白紙状態でしたが、検討の段階から事務所の業務内容を詳しくヒアリングしていただき、かつそれにあった入出金機の設定の打ち合わせに十分な時間をとっていただき、大いに助かりました」デモ機での、運用試験の実施も大きかったといいます。
「デモ機を使った運用を数週間にわたって行い、様々な課題を洗い出すことで、実際の導入に向けた目途、段取りをしっかり立てることができました」
導入前には、従業員への事前教育を3日間にわたって実施。スムーズな稼働につながったそうです。

引き続きローコスト運営の提案を

フジ宇和店 レジ風景

最後に今後の展望をお聞かせいただきました。
「今回3店舗にDSR-200を導入しました。この3店舗で、自社での運用パターンが整理できました。今後は新規開設店などで展開を進めていこうと考えています。当社では、これまでどおり、店舗の事務所無人化を進めながら、事務センターの売上金集計方法を根本的に見直して、ローコストで運営できるようシステムの導入を検討していきます。また資金削減については、自動つり銭機導入と並行して、つり銭のデータを利用した新しい両替方法に変更。レジの両替作業の削減と大幅な資金削減に取り組んでいます。グローリーには引き続き、入出金機の複数台の導入支援や、店舗事務所、サービス、事務センター等の作業削減につながる機器を今後とも提案してほしいと思っています」
と坂本課長は笑顔でお答えになりました。

  • 店長の声
    フジ宇和店 店長 兼 食品課長 松本則成様
    フジ宇和店 店長 兼 食品課長 松本則成様

    DSR-200の導入により、事務所での会計業務が大幅に削減されました。作業削減で生まれた時間を有効に使い、事務所スタッフが売り場に出て商品の補充作業を手伝うなど、これまでと違う仕事を担えるようになったことは大きいですね。導入5カ月が経って、人材の有効活用を含め、店舗としての業務効率化などに様々な形で効果が出てきているように感じていま。また、テナント様18店もこのDSR-200を使っています が、各テナント様とも当店でいうこところの会計業務が大幅に簡略化することができたと聞いています。

  • ご担当者の声
    フジ宇和店 業務主任 大江千愛希様
    フジ宇和店 業務主任 大江千愛希様

    事務所作業は現在3名で行っていますが、以前の両替機の運用時に比べて、手作業での工程がほとんど必要なくなりました。精神的にも楽になり、とりわけ、作業時間が短縮されたことは大きく、入出金以外の業務に、時間に余裕をもって取り組むことができるようになりました。グローリーさんが店舗導入当初、立ち会われ、親切に教えてくださったこともあり、チェッカーの方々も、若い方からご年配の方まで、質問もほとんどなく、皆さんすんなりと使いこなせていますね。親切で分かりやすい画面表示は喜ばれています。

株式会社フジ 様

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プロフィール

本社所在地 〒380-8682 愛媛県松山市宮西1 丁目2-1
事業内容 チェーンストア業(食料品、衣料品、日用雑貨品などの小売販売)
創業 1967 年(昭和42 年) 9 月12 日
店舗数 95店舗 (愛媛県48、高知県8、香川県6、徳島県5、広島県19、山口県9)
従業員数 5,371 人  ※2013年2月末日現在

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