サステナビリティ

活動ハイライト

次世代モノづくりの実現~人とロボットが共存する生産ライン~ 次世代産業用ロボット「NEXTAGE」を活用した、自動組立ラインを構築
NEXTAGEによる自動組立ライン

NEXTAGEによる自動組立ライン

日本の製造業にとって、急激な円高などの影響による海外移転や、少子高齢化による将来の労働人口の減少に伴う産業の空洞化を防ぎ、「海外に負けない競争力のあるモノづくり」を実現することは、喫緊の課題です。

当社は、この課題の一つの解決策として、新しいモノづくりの可能性を模索し、川田工業株式会社が開発した次世代産業用ロボット「NEXTAGE」を活用した自動組立ラインを構築しました。

専用のアタッチメントを使用して両面テープの剥離紙を器用にはがす

専用のアタッチメントを使用して両面テープの剥離紙を器用にはがす

ゴムベルトなどの柔軟物の取扱いにも対応

ゴムベルトなどの柔軟物の取扱いにも対応

試行錯誤を重ねた結果、第5回ロボット大賞にて次世代産業特別賞を受賞

表彰盾

表彰盾

第5回ロボット大賞「次世代産業特別賞」表彰状

第5回ロボット大賞
「次世代産業特別賞」
表彰状

まず、2010年11月に「NEXTAGE」を試行導入し、制御ソフト作成に着手しましたが、従来の産業用ロボットより複雑でした。そこで、川田工業株式会社から専任の技術者を派遣してもらうとともに、当社も専用のアタッチメントや部品供給装置を製作しました。川田工業株式会社のロボット技術と、グローリーの生産技術という互いが培ってきた強みを持ち寄り、共同で試行錯誤を重ねた結果、「NEXTAGE」による自動組立ラインが実現しました。

“人間が行う作業をそのままロボットに置換する”という画期的な発想で、“人間とロボットが共存する”次世代の生産ラインを構築したことが評価され、当社は「第5回ロボット大賞」(経済産業省、一般社団法人日本機械工業連合会主催)において「次世代産業特別賞」を川田工業株式会社とともに受賞しました。